mayです!美容クリニックに転職したい、気になっているという方、美容クリニックで実際働くメリットやデメリットを事前に知っておくことはとても大切です!そこで今回は、実際美容看護師として働く私が感じるメリット・デメリットを考察していこうと思います!
美容外科や美容クリニック看護師のデメリット
美容分野での看護師のつらい部分やデメリットを掘り下げてお伝えします。期待されるニーズや厳しい現実について具体的に見ていきましょう。
美容クリニックの看護師が抱える辛い現実
美容クリニックの看護師として働くことには多くの魅力がある一方、いくつかの辛い現実も存在します。まず、日々の業務において、美容に特化したスキルを常に磨き続けることが求められるため、常に学習意欲を保ち続ける必要があります(こちらに関しては、概ね病棟看護師も同じですね)。サービス業的な要素も含まれ、顧客対応にも高度なコミュニケーション能力が求められます。そのため、患者様一人ひとりに対する気配りが重要で、顧客満足度を維持するためには、場合によっては細かな要求にも応じる柔軟さが必要です。また、給与制度がノルマ達成型の場合、プレッシャーを感じることもあり、それが業務の辛さに繋がることもあります。そして、お客様が求めるのはクオリティの高いサービスなので、失敗が許されない環境で緊張感を持って働く必要があります。これが美容クリニックの看護師として避けられない辛い現実の一部です。
入職したばかりの方々がまず直面する壁が『接遇面』です(私も接遇面はかなり苦労しました)。今まで病棟看護師として患者様に接してきた接し方とは全く違う、お客様としての対応が必要になってきますので、言葉遣いや振る舞いをかなり細かくアドバイスされ、ストレスを感じてしまうこともあると思います。ただ、慣れてしまえば特にストレスに感じることもありませんので、初めが肝心です。
美容外科看護師になる上でのデメリット
美容外科看護師として働く際のデメリットはいくつか存在します。まず、美容外科では特に外科的な手術を中心とした業務が多いため、体力を消耗することが多く、長時間にわたる緊張感を伴う状況が一般的です。また、患者の希望を具現化するために高度な技術を要するため、時には予想以上にプレッシャーを感じることがあります。このプレッシャーは通常の看護とは異なり、美容における失敗が直接顧客満足度や口コミに影響を与えるリスクが高いことから、慎重さが求められます。さらに、給与は一般的な病院以上かもしれませんが、業界の競争が激しく、採用されるには多くの経験と高いスキルが求められる傾向があります。そのため、新たな施術や技術を継続的に学び続ける必要があり、それが働く上での大きなハードルになることもあります。これらの要素が、美容外科看護師の仕事としてのデメリットとして挙げられる理由です。
美容外科看護師になるためには、清潔・不潔の概念を身につけておくことや、医師との阿吽の呼吸で正しい器械出しをすることが必須です。そのため、必須ではありませんが、病棟看護師を経験してから美容クリニックに転職する場合は、手術室の看護師の経験があると入職後の苦労が減ると思います。
また、美容外科領域では、美容皮膚科とは比較にならないほど、緊急事態が生じるリスクは高いです。手術で患者様の顔形を変えるために切開を行なったり、局所麻酔や静脈麻酔・全身麻酔など少なからず身体にリスクを生じることが多く行われるためです。そのため、常に患者様の安全を守る・急変時の対応ができることが求められます。医師だけでは対応しきれない部分も多くありますので、その点は注意が必要ですし、リスクアセスメントは必須です。美容クリニックに転職したからといって、患者様の命に関係ないという手術や処置はないということを覚えておきましょう。
美容皮膚科の看護師としての職業の苦労
美容皮膚科で働く看護師にとって、日々の業務にはいくつもの苦労が伴います。一つには、美容皮膚科は患者様の肌に直接的な施術を行う場であるため、看護師にはその分野に特化した知識と技術が求められます。加えて、患者様と直接的な接触があることから、そのコミュニケーション能力や接客スキルが重要視されるのです。多くの場合、細やかなスキンケアや施術を丁寧に行う必要があり、当然、その施術の正確さには高い基準が求められます。そのため、毎日の業務においては、大きな集中力と注意力が不可欠で、失敗が許されない厳しい環境での作業が日常となります。また、美容皮膚科の看護師には、給与は一般的な病院での看護師とは異なる評価基準がある場合もあるため、その事情を理解しながら働くことが必要です。このように、美容皮膚科の看護師には、単純な医療行為だけでない多様なスキルと知識、そして持久力が求められるという部分が、この職業の苦労となります。
最近では、患者様の方が最近の流行の施術や他院リサーチで他院のことをよく知っている方も多いため、美容皮膚科看護師自身の知識量も求められます。また、患者様一人ひとりのお肌の状態をしっかりと見極め、適切なホームケアや施術の提案、どの順番で治療していくとより効率的・効果的かなどの提案力も必要です。
美容クリニック看護師の厳しい業界の末路
美容クリニックで働く看護師は、華やかな世界での成功を夢見ますが、時折、その末路と思われる厳しい現実にも直面します。クリニック自体の競争が激化する中で、給与や求人条件が変動することも多く、安定した職場環境を築くのが難しくなる場合もあります。また、短期間での新しい技術や施術の研修を求められることが多く、ついていけない場合、キャリアチェンジを余儀なくされることもあるのです。さらに、美容業界の特性上、見せる仕事であるため、結果が求められる中でのストレスやプレッシャーは他の医療現場とは異なり、精神的にも肉体的にも負担が大きくなることもあります。そのため、美容クリニックの業界においては、長期的なビジョンとしっかりとしたキャリアプランを自身で設計することが必要です。そして、明るい未来を見据えつつも、その業界で生き残るための戦略は緻密に考えぬく必要があるのです。
知恵袋で語られる美容看護師の厳しい一面
インターネットの知恵袋では、美容看護師という職業についての様々な意見が投稿され、そこには厳しい現実も描かれています。多くの美容看護師が語るのは、クリニックでの高いサービス期待に応える中での精神的な疲労感です。給与も一見高く見えますが、ノルマが課せられることも多く、その達成が要求されることがストレスとなると指摘されています。また、一般的な病院とは異なる患者応対のスキルが必要で、場合によっては個々の患者に応じた細やかな配慮が不可欠です。多くの場合、制度や待遇の違いが他の医療職種と異なるため、事前の情報収集がないと、入職後に不満を抱くこともあります。知恵袋のコメントを追っていく中で、美容看護師の厳しい一面として、定期的に行われる研修やトレーニング、そして業界特有のノルマなど、なかなか消化しきれない課題に直面することが少なくないことがわかります。これらの意見は、興味を持つ人にとって貴重な情報源と言えるでしょう。
入職前に、様々な情報収集をしておくことが、入職後のギャップを生まないコツかもしれません。身近に美容看護師をしている、美容クリニックで働いている人がいれば、そこから情報収集をするのも良いですね。
美容看護師として働くことのメリットとその理由
メリットに注目し、自らの能力を活かせる特性や理由についてご紹介。美容業界の看護師ならではの魅力を掘り下げます。
美容看護師の年収が高いと言われる理由とその背景
美容看護師の年収が高い理由の一つには、美容業界の収益性が挙げられます。この業界では高度なスキルと専門知識が求められ、施術のクオリティが収益に直結するため、その分、高い報酬が支払われることが多いのです。看護師としてのスキルに加え、業務中のサービス提供能力や、クリニック全体の売上に貢献するノルマを達成する能力が高く評価される場合があります。さらに、美容クリニック自体が高級志向なことが多く、その分、患者からの支払いも高いことから、看護師の給与に反映される傾向があります。美容外科や皮膚科といった特定のクリニックでは、専門性の高い施術を取り扱うことが多く、看護師はその分野に特化した社員教育や技術研修を受ける機会が多いため、持つスキルの蓄積が年収向上の一端となることがあります。こうした背景から、美容看護師は、魅力的な給与が得られる将来への希望を持つことができる職業なのです。
美容外科看護師の手取りが高い理由に迫る
美容外科看護師が高い手取りを得る理由には、様々な要因があります。まず、美容外科では、技術面での高水準の施術が評価されるため、そのスキルによって直接的な報酬が得られることがあります。さらに、施術に関与する立場から患者の満足度を左右する役割を担うことが多く、その結果がクリニックの評判にも繋がるため業績に応じたボーナスを手にする機会も見込まれます。また、一般的な病棟看護とは異なり、美容外科では夜勤がないため、生活リズムを保ちながらも、給与体系が異なるため、より安定した手取りを得ることが可能です。クリニックの制度によっては、患者に対する個別のサービス提供に対するインセンティブが用意されることもあり、それが看護師の給与を引き上げているケースもあります。こうした背景から、美容外科での看護師は、手取りが高いことでさらにモチベーションを高め、今後のキャリアアップを期待することができる側面があります。
美容看護師に向いてる人の特徴とその選び方
美容看護師に向いている人の特徴は、まず美容関係の仕事に対して強い関心を持っていることが挙げられます。そうした思いがある人は、新しい技術や情報を吸収する意欲が高く、常に進化する美容業界に適応できる可能性が高いです。次に、患者とのコミュニケーション能力が突出していることも重要です。美容クリニックでは、患者に対する細やかな気配りと一貫したサービス提供が求められるため、ストレスに強く、忍耐力があることも求められます。また、美容看護師として働く際には、患者一人ひとりのニーズを詳細に理解し、その要望に応えるための応用力も大切です。そこで、選び方としては、まず自身の興味と美容の資質が合致することを確認し、その上で採用要件やクリニックの方針が自分のキャリアにとって適切であるかを精査することがカギになります。ですから、美容看護師に向いている人は、美容への情熱を持ちながら、持ち前のスキルを活かしつつコミュニケーション能力を最大限に発揮できる職を見つけることが理想的なのです。職場になるクリニックの場所にも関心を持ち、自分にとってアクセスの良い環境を選ぶことも大切です。
まとめ
どこで働くにもメリット・デメリットは少なからず存在します。自分自身が何を重要視しているのか、譲れない部分などを考えながら、転職や就職を考えていくといいと思います!
では//
コメント